岡山県法人会連合会会報No63
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年頭ごあいさつ 明けまして、おめでとうございます。 皆さま方には、お健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。 法人会の事業活動等につきまして、平素からご支援とご協力を賜り感謝いたしております。本年も変わらぬご支援ご協力のほど宜しくお願いいたします。 さて、昨年はウィズコロナからアフターコロナへと移行し、我が国の社会経済活動は、コロナ禍以前の状態に戻りつつあった年と言えます。 一方、長引くロシアのウクライナ軍事進攻など国際情勢は一層混迷を深め、また、原材料をはじめとした物価の高止まりは中小企業に大きな重荷になった年でもありました。 コロナ禍による打撃を引きずっている企業も少なくないため、令和6年度税制改正に向けては、これらの状況等を踏まえ地元選出の国会議員や県知事等に提言を行いました。 新型コロナウイルス感染症が我々にもたらしたもの、その一つにデジタル化の加速が挙げられます。 これは、コロナ禍での流行語に「オンライン会議」や「オンラインセミナー」など「オンライン」という言葉がノミネートされたことにも表れていると思います。 税の分野のデジタル化をみますと、この1月から電子取引のデータ保存の義務化がスタート。また、昨年6月に国税庁が公表した「税務行政のデジタル・トランスフォーメーション-税務行政の将来像2.0-」には「事業者のデジタル化促進」が追加され、税務を起点とした社会全体のDXを推進するとされています。 DXを進める上では、「人材」、「費用・資金」、「技術」、「既存システムとの関連性」などの問題が挙げられますが、人手不足の解消や生産性の向上、顧客満足度の向上等の観点からも、今を好機と捉え前向きに検討し、企業経営の安定と成長につなげていただきたいと思います。 今年の干支は「辰」。辰年は景気が良くなると言われているようです。 最後に、皆さま方にとりまして令和6年がより佳い年となりますよう心より祈念し、新年のご挨拶といたします。一般社団法人岡山県法人会連合会会長 松 田 久OKAYAMA 県法連会報|NO.63-3-

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