県法連会報46号
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-2-目 次◎記念講演会の開催……………………2◎平成二十八年度税制改正 要望事項………………3〜4◎総会・叙勲……………………5◎企業の税務コンプライアンス 向上のための取組み……………………6◎チェックシートの概要……………………7◎単位会だより………………8〜10◎いちごプロジェクト………………11〜12◎マイナンバー制度……………………13(表紙写真・二十六年八月後楽園・幻想庭園)「ローカルで光を放つ! ~地域経済の活性化に向けて~」 ●記念講演会の開催講 師 神戸国際大学 経済学部 教授中村 智彦 氏 講師は、専門の中小企業論と地域経済論を活かすため、現地での調査・研究を重視し、中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画(中部経済産業局農商工連携事業評価委員、近畿地方整備局事業評価委員、京都機械金属中小企業青年連絡会顧問等)され、また、日本テレビ「世界一受けたい授業」に工場見学担当講師として出演するほか、『石川県中央会々報』(石川県中小企業団体中央会)、『ニュートップL.(経営者会報)』(日本実業出版社)などへの連載記事の執筆等多方面でご活躍されています。 講演では、ネット・オンデマインドによるテレビ業界の苦戦やレンタルビデオ店の減少化、高齢化によりスーパーでイチゴが多くなっていることやスイカの減少予測など、日ごろから「アレ?」と思うこと、いろんなヒントがあるという話から始まり、ダイソンの掃除機とティファールのポットの成功した理由(吸引と沸かすだけで余分な機能をつけない)やLCCの例をあげ、「より良いものをより安く」から「より良いものをより高く売る」、「安いとサービスも低くて当たり前」の時代に入っていること、人口増加の中の経営と人口減少の中の経営を考えないといけないことを身近なもので分かりやすく話されました。 また、輸出額に占める中小企業者の割合(日本十%、ドイツ三十%)や東南アジアにおける機器等の展示会の状況、更に、フィギュア用の「やすり」やロット以下の「ねじ」の受注などの具体例から、海外の展示会を実地に見ることや自社HPの英語版化の必要性などを熱く語られました。会員及び一般の聴講者約百二十余名は、例を挙げての講師の説明に熱心にメモを取るなどしていました。(本文は事務局作成)
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